18-11-05 デュアルフィードでのぼり旗
https://youtu.be/K6lVh4Lwlkw
お店の前ではたはたとはためく縦長の旗をよく見かけますよね。
あれ「のぼり旗」というのですが、今日はこれを縫ってみました。
のぼり旗は基本的に片面印刷なので、
ある方向から見ればきちんと読めるのですが反対側からみると文字が反転して読めません。
なので、
「2 枚ののぼり旗を縫い合わせればどの方向からでも見える旗になるんじゃない?」
と考えたわけです。
そういうのぼり旗を製作してくれる業者もあるのですが、なかなかにいいお値段。
ミシン専門店にはミシンが「売るほど」たくさんありますので「ここはいっちょ縫い合わせてみるか」と。
しかしねえ、これが、意外とむずかしいのです。
のぼり旗って、ポリエステル製が多いのかな、表面がつるつるしているものが多い。
これ、一般的なミシンの送り歯と布押えでは太刀打ちできません。
生地として大きいせいもありますが、
縫っているさいちゅうにつるつる滑ってあらぬ方向にずれていってしまいます。
また、単純にのぼり旗を 2 枚重ねるだけでは、薄い生地の場合、裏面が透けて視認性がたいへん悪い。
今回は重ねたのぼり旗の間に、透け防止の生地(薄いポリエチレンのシート)を挟みます。
滑りやすい生地を滑りやすい生地でサンドウィッチ。
これがじつに難儀な代物で、
ウォーキングフット(上歯送り)を使ってみても、氷の上をスニーカーで歩いてる気分。
でも、brother のミシンには、
「デュアルフィード」というゴムのベルトで布送りをサポートしてくれる布押えが使用できる機種があります。
これを使うと、こんなふうにたいへん安定して縫製できる。
https://gyazo.com/c641c7a1a9212b74f6713bdb21eff5cb
滑りやすい生地ですらこんなに気持ちよく縫えるわけですから、キルト芯を縫い止めたりするときもたいへん便利。
というか、縫いズレなんて起こりえない、というくらい正確に布送りしてくれるので、
大隅ブラザーでは、ミシンにつけっぱなし。
たいていの縫いものはこの押えで片付けちゃいます。
https://gyazo.com/0a00af4c04ae0237eb3a41fc0bf0d187 https://gyazo.com/14befee816e856570dc053e88980e3d6
風がどちらの方向に吹いても「ミシンセール」が読めるようになりました!
当店でこの「強力無比」な布押え、ぜひ試してみてくださいね。
https://2.bp.blogspot.com/-Eetp1hPlPj8/V8KXQARG1RI/AAAAAAAALQg/DNLAD-QbVxElSNsnVS3dSleXQ1UowKVFACLcB/s1600/%25E5%2590%258D%25E7%25A7%25B0%25E6%259C%25AA%25E8%25A8%25AD%25E5%25AE%259A%25E3%2581%25AE%25E3%2582%25B3%25E3%2583%2592%25E3%2582%259A%25E3%2583%25BC.png
★ brother 刺しゅうPRO ご購入はこちらから